2008年 01月 13日
南イタリア便り vol.06 旅にハプニングはつきもの。 注意する気持ちは四六時中。
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Ciao a tutti !! sono giulia.
さて、皆様。 これは何でしょうか?
イタリアでは、よくよくある日常風景。 毎日開催しているところもあれば、週2回などの場合もあります。
日本もほんの一昔前は、こんな光景が見受けられたのかもしれませんが、わたくしは実際に存じ上げておらず、一番、近いもので、朝市かな?なんて感じています。
どんなものかお分かりになられたでしょうか。
トップのテントの下は、このように、八百屋、果物屋、魚屋、肉屋、衣料品、雑貨に至るまで、バンカレッラという屋台がひしめき合っています。 「ほぉーら!1ユーロだよ。バナナが1ユーロとお安いよ!」っとバナナのたたき売りのような状況があったりと、現地の食糧事情を知るには、とても興味深い場所ではないかと思います。
わたくし自身、今は見慣れた光景となりましたが、初めてこの屋台の光景を見た時は、なんともいえずなつかしく、木箱に入った野菜や泥つきのまま無造作に積まれている野菜に、大きく感動を受けました。
必要量だけを伝えると量ってくれ、今の日本じゃ考えられないような、すぐに破けてしまうビニール袋に入れて渡してくれます。 「ありがとよ!またね」という挨拶と共に。
この方は、この市場のドン。 市場に起こる様々なこと、協定、隠れルールなどを彼が握ってるそう。
さて、こちらに来てくださっている皆様。 ここで注意。重要注意。
このような屋台形式の広場開催の市場は、イタリア全土で行われている。もちろん、日本と同様に、大きなスーパーも存在し、レジ以外は無人で買い物ができる場所もあるが、この屋台形式は、それと比較してなんといっても安い。
長期滞在をしてレジデンスを借りたりすると、どうしても、食材が必要になるので、こういう場所にも足を運ぶであろう。純粋に買い物をする場合は、スリに気をつければ、そんな大したことはないが、カメラを持ち歩く場合は、いろんな方が居るので要注意。 特に南に行けば行くほど、そんな状況に合う可能性が高い。
この市場は、カラブリアのコセンツァという町そばにあるのだが、わたくしは、一眼レフを持って、市場の活気ある状況や食べ物を撮っていたわけである。といっても、失礼だがどんな輩が居るか分からないので、スリなどに十分に気をつけながら、後ろに目が付いてる状態での撮影。
マーケットを一周した辺りで、アラブ系の3人組が近付いてきた(人種差別的表現でごめんなさい)。 ジュリア。ピーンチ☆ ”な、なんだ・・・・!? ”と思いつつ、咄嗟の判断で、イタリア語も何も分からず、ただ、めづらしそうに写真を撮っている観光客になりすます。
そのアラブ人系は、イタリア語で、『おいっ。お前!さっきから、どうして俺のことを撮り続けてるんだー!! 俺はずっと見てたんだぞ!!』と、本気で感じが悪い。
「何言ってるのかわからないよー?何なに?」っと、おもいっきり日本語で対応し、わかんないわかんないの手振りをするわたくし。
その次は、アラブ語で話されるが、こっちは、本気で分からない。
こりゃ英語も通じないぞ。思ったので、「アイ ドンツ アンダースタンド」とわざとカタカナ発音でジェスチャーのわたくし。
同行の連れ達がこっちに来ようとしているが、わたくしの目線は来るな!あっち行ってての一点張り。男衆がやってくると余計にわけわかんない状況になりかねない。 ここは、広場の真ん中だ。良心的なイタリア人らもいるし、なんたって、わたくしはオナゴ。 そう簡単に手は出せないであろう。
こんな状況で相手さん。 ”・・・こっりゃ、言ってること分かってないや。困ったな”と思ったのか、『おい、お前の撮った画像を見せろ』とイタリア語。
「わっかんなぁーぃ♪ 何なぁにー?」っと笑顔で日本語、道化師のおちゃらけモード。
相手さん、カメラの部分を指し、自分の目を指し、みせろ!の大袈裟ジェスチャー。
”わかっとんねん! わたしゃ、あんたの言ってること理解してるし、かつ、あんたの写真なんか一枚もとっちゃおらんしー。 自意識過剰め”(心の声)。
と思いつつ、この場をうまく片づけなければいけないので、「ディス イズ ニュー カメラ! メイド イン ジャパーン」とあくまでかみ合わない話をする(笑)
最終的に見せた画像は、”みかん、バナナ、フェンネル、ジャガイモ、バッカラ、アサリ・・・・”。食い物しか写っておらん。
相手さん、とうとう、『分かった!分かった!もういい。』 だって。
「イティイズ グッド ショット。 オレンジ! バイバーイ」 (っといいんでしょうか。わたくし)
輩が去った後、すぐ傍のバンコのおっちゃんが、「ねぇちゃん。ブラバーブラバー!」の声。
「いやさー。どうせ、いちゃもんか、金くれか、そんな類だと思ったから、こういう時は、ワタクシ、ガイジン。カンコウキテ、ナンモワカラナイヨー。 が一番いいと思ってさ」 っと言ったら、
『なんだ、ねえちゃん、イタリア語しぇべれるじゃねえか。この近くに住んでるのかい。ちょっとこっちにおいで。』と紹介されたのが、このマーケットを仕切るというドン(だそう)。
『こういう風に、よそもんがカメラを持って歩く時は、俺に最初に言っておきな。そしたら、問題なく、撮れるからさ。 いろんな奴が居るから気をつけるんだよ』との有難い言葉。
「あっりがと!!感謝するわ。わたくし、イタリアが大好きで、イタリア料理に関して勉強してるから、食材の画像が必要なの。次回もよろしくね。 ドン、お名前なんて言うの?」 としっかり聞いたんだけど、 すんません。すっかり忘れてしまった。 南らしい名前だったんだけど。
っということで、こちらは単純に楽しみながら画像を取得してるつもりでも、こんな珍道中も起こる場合もあるので、くれぐれも気をつけてくださいね。 油断は禁物。 何かあったら冷静沈着を心がけるようにがんばってみてください。
イタリア語を話せない場合でも、画像を撮りたい場合は、そこに居る人に、「Posso(ポッソ)”~~してもいいですか?”」といって、カメラを指差し、相手の「Si(シー)」っという同意の言葉をもらってから、品よく撮ってくださいませ(^^)
本日の美味しい画像は、長くなったので、また次回にて。
grazie!! どうもありがとうございます。
さて、皆様。 これは何でしょうか?
イタリアでは、よくよくある日常風景。 毎日開催しているところもあれば、週2回などの場合もあります。
日本もほんの一昔前は、こんな光景が見受けられたのかもしれませんが、わたくしは実際に存じ上げておらず、一番、近いもので、朝市かな?なんて感じています。
どんなものかお分かりになられたでしょうか。
トップのテントの下は、このように、八百屋、果物屋、魚屋、肉屋、衣料品、雑貨に至るまで、バンカレッラという屋台がひしめき合っています。 「ほぉーら!1ユーロだよ。バナナが1ユーロとお安いよ!」っとバナナのたたき売りのような状況があったりと、現地の食糧事情を知るには、とても興味深い場所ではないかと思います。
わたくし自身、今は見慣れた光景となりましたが、初めてこの屋台の光景を見た時は、なんともいえずなつかしく、木箱に入った野菜や泥つきのまま無造作に積まれている野菜に、大きく感動を受けました。
必要量だけを伝えると量ってくれ、今の日本じゃ考えられないような、すぐに破けてしまうビニール袋に入れて渡してくれます。 「ありがとよ!またね」という挨拶と共に。
この方は、この市場のドン。 市場に起こる様々なこと、協定、隠れルールなどを彼が握ってるそう。
さて、こちらに来てくださっている皆様。 ここで注意。重要注意。
このような屋台形式の広場開催の市場は、イタリア全土で行われている。もちろん、日本と同様に、大きなスーパーも存在し、レジ以外は無人で買い物ができる場所もあるが、この屋台形式は、それと比較してなんといっても安い。
長期滞在をしてレジデンスを借りたりすると、どうしても、食材が必要になるので、こういう場所にも足を運ぶであろう。純粋に買い物をする場合は、スリに気をつければ、そんな大したことはないが、カメラを持ち歩く場合は、いろんな方が居るので要注意。 特に南に行けば行くほど、そんな状況に合う可能性が高い。
この市場は、カラブリアのコセンツァという町そばにあるのだが、わたくしは、一眼レフを持って、市場の活気ある状況や食べ物を撮っていたわけである。といっても、失礼だがどんな輩が居るか分からないので、スリなどに十分に気をつけながら、後ろに目が付いてる状態での撮影。
マーケットを一周した辺りで、アラブ系の3人組が近付いてきた(人種差別的表現でごめんなさい)。 ジュリア。ピーンチ☆ ”な、なんだ・・・・!? ”と思いつつ、咄嗟の判断で、イタリア語も何も分からず、ただ、めづらしそうに写真を撮っている観光客になりすます。
そのアラブ人系は、イタリア語で、『おいっ。お前!さっきから、どうして俺のことを撮り続けてるんだー!! 俺はずっと見てたんだぞ!!』と、本気で感じが悪い。
「何言ってるのかわからないよー?何なに?」っと、おもいっきり日本語で対応し、わかんないわかんないの手振りをするわたくし。
その次は、アラブ語で話されるが、こっちは、本気で分からない。
こりゃ英語も通じないぞ。思ったので、「アイ ドンツ アンダースタンド」とわざとカタカナ発音でジェスチャーのわたくし。
同行の連れ達がこっちに来ようとしているが、わたくしの目線は来るな!あっち行ってての一点張り。男衆がやってくると余計にわけわかんない状況になりかねない。 ここは、広場の真ん中だ。良心的なイタリア人らもいるし、なんたって、わたくしはオナゴ。 そう簡単に手は出せないであろう。
こんな状況で相手さん。 ”・・・こっりゃ、言ってること分かってないや。困ったな”と思ったのか、『おい、お前の撮った画像を見せろ』とイタリア語。
「わっかんなぁーぃ♪ 何なぁにー?」っと笑顔で日本語、道化師のおちゃらけモード。
相手さん、カメラの部分を指し、自分の目を指し、みせろ!の大袈裟ジェスチャー。
”わかっとんねん! わたしゃ、あんたの言ってること理解してるし、かつ、あんたの写真なんか一枚もとっちゃおらんしー。 自意識過剰め”(心の声)。
と思いつつ、この場をうまく片づけなければいけないので、「ディス イズ ニュー カメラ! メイド イン ジャパーン」とあくまでかみ合わない話をする(笑)
最終的に見せた画像は、”みかん、バナナ、フェンネル、ジャガイモ、バッカラ、アサリ・・・・”。食い物しか写っておらん。
相手さん、とうとう、『分かった!分かった!もういい。』 だって。
「イティイズ グッド ショット。 オレンジ! バイバーイ」 (っといいんでしょうか。わたくし)
輩が去った後、すぐ傍のバンコのおっちゃんが、「ねぇちゃん。ブラバーブラバー!」の声。
「いやさー。どうせ、いちゃもんか、金くれか、そんな類だと思ったから、こういう時は、ワタクシ、ガイジン。カンコウキテ、ナンモワカラナイヨー。 が一番いいと思ってさ」 っと言ったら、
『なんだ、ねえちゃん、イタリア語しぇべれるじゃねえか。この近くに住んでるのかい。ちょっとこっちにおいで。』と紹介されたのが、このマーケットを仕切るというドン(だそう)。
『こういう風に、よそもんがカメラを持って歩く時は、俺に最初に言っておきな。そしたら、問題なく、撮れるからさ。 いろんな奴が居るから気をつけるんだよ』との有難い言葉。
「あっりがと!!感謝するわ。わたくし、イタリアが大好きで、イタリア料理に関して勉強してるから、食材の画像が必要なの。次回もよろしくね。 ドン、お名前なんて言うの?」 としっかり聞いたんだけど、 すんません。すっかり忘れてしまった。 南らしい名前だったんだけど。
っということで、こちらは単純に楽しみながら画像を取得してるつもりでも、こんな珍道中も起こる場合もあるので、くれぐれも気をつけてくださいね。 油断は禁物。 何かあったら冷静沈着を心がけるようにがんばってみてください。
イタリア語を話せない場合でも、画像を撮りたい場合は、そこに居る人に、「Posso(ポッソ)”~~してもいいですか?”」といって、カメラを指差し、相手の「Si(シー)」っという同意の言葉をもらってから、品よく撮ってくださいませ(^^)
本日の美味しい画像は、長くなったので、また次回にて。
grazie!! どうもありがとうございます。
by rossapassione
| 2008-01-13 17:37
| da giulia.<ジュリア婆から>